バレットジャーナルに夢中になっている私は、先日、友人に「バレットジャーナルって何が楽しいの?ただのノートやスケジュール帳と何が違うの?」と聞かれ、「バレットジャーナルの魅力を伝えたい!」と強く思いました。
日中、閃いたことはどんどんノートに書き込んでいきます。バレットジャーナルには、私が書きたいことなら何でも書いていいのです。仕事に役立つアイデア、子供が喋った面白い言葉、本で見つけた素敵なフレーズ、ネットで見つけた美味しそうな料理レシピ、友達に聞いた評判のいいコスメ、CMで観た面白そうな映画のタイトル...何でも書き留めていきます。(バレットジャーナルはどんなに様々なことを書き込んでも、見返したいページをすぐに見つけられる仕組みがあります)
夜寝る前は、テレビやパソコンの電源をOFFにし、スマホも充電器に戻し、全てを片付けたテーブルの上にノートを1冊だけ置く。テーブルランプでノートを照らし、静けさの中で今日という1日を振り返ります。毎日色んなことがあり、心がざわつくこともあっても、バレットジャーナルと向き合う時間が私の心を安定させてくれます。
私はバレットジャーナルで生活にまつわる様々なことを管理しています。習慣にしたいことがちゃんとできているか、勉強が計画通り進んでいるか、お金は計画的に使えているか、睡眠をちゃんと取れているか、生活リズムは崩れていないか...。「これだけのことを、今までは全部頭の中で管理しようとしてたのか!」と驚きます。
ノートに書き出すと、頭の中から切り離すことができます。すると、頭の中が整理されて、新しいことを考える余裕ができます。
バレットジャーナルは、「過去を追跡し、現在を整理し、未来を計画するもの」だそうです。1冊のノートを通して、過去と現在と未来をじっくり見つめることができます。朝起きた時、夜寝る前...バレットジャーナルと向き合う時間があるだけで、自分の生活と向き合い、丁寧に毎日を送れている気がします。「これまで、こんなに自分の生活・暮らし方・人生と向き合い、じっくり考えたことがあっただろうか?」と思います。
もはや、私の生活にバレットジャーナルは欠かせないものになっています。
バレットジャーナルは、こんな人にオススメ
私がこんなにもバレットジャーナルに夢中になったのは、私がこんな↓性質の人間だったからだと思っています。
- 計画を立てることが好き
- 記録や日記、思い出を残すことが好き
- 手帳やノートを書くことが好き
- 文房具が好き
- 文字を書くことが好き
- 絵を描くことが好き
- 頭の中で考えていることを、紙に書き出して整理することが好き
- 既製品よりも手作りのものが好き
- 飽きっぽい(レイアウトをその時の気分次第でお好みに作れるので、飽きっぽい私にぴったりでした!)
- ものが増えるのが嫌(手帳・日記帳・お絵かきノート・家計簿・献立ノート...それぞれ別に作るのではなく、1冊にまとめられるので、ものが増えるのが嫌な私にぴったりでした!)
- 忘れっぽい(1冊のノートに全てまとめるので、「あれ、どのノートにメモしたんだっけ...」と困ることがなくなりました!)
もし私と同じように、このようなことが好きであれば、バレットジャーナルを絶対に楽しめるはずです!
バレットジャーナルの基本を知る
私が初めてバレットジャーナルのことを知った頃のこと...。「何これ?!すごく楽しそう!私も作ってみたい!」と大興奮し、ネットで公開されている色々な人のバレットジャーナルの中身を見ることに夢中になりました。
でも、いざ自分で作ってみようと思うと、どうしたらいいかわからない。何でも自由に書いていいようだけど、書き方にルールはあるの?バレットジャーナルは、普通の日記帳や手帳と何が違うの?何から始めたらいいの?!
素敵だな〜と思った、誰かのバレットジャーナルの1ページを、ノートに見よう見まねで書いてみたんだけど、そこからどうしたら良いかわからない...。
そこで、色々なバレットジャーナルの解説ブログを読むことにしました。
そんな中、出会ったこちらのサイト「
Tiny Ray Of Sunshine」は、バレットジャーナルの基本やその仕組みがわかり、とても勉強になりました。サイト運営者のKimさんは、2014年からバレットジャーナルを作り始め、現在はバレットジャーナル公式サイトにも寄稿されており、バレットジャーナルに関する記事をたくさん書かれています。
Kimさんはこうおっしゃっています。「バレットジャーナルはとても柔軟なシステムなので、使い方は十人十色。でも、最初は基本の使い方でやってみてください。時間とともに自分がバレットジャーナルをどのように使いたいかが見えてきます。基本を理解してから、必要に応じてアレンジしていくことをオススメします。」
ということで、まずは基本を知ることから、バレットジャーナルを始めてみましょう!
バレットジャーナル完全ガイド

バレットジャーナルとは?
バレットジャーナルは、ニューヨーク在住のデザイナーであるRyder Carroll氏が考案したアナログシステムです。Ryder氏の言葉を借りると、バレットジャーナルは「過去を追跡し、現在を整理し、未来を計画するもの」。あなたが望むなら何でも、全てのことを記録できる素晴らしいシステムです。タスク管理にも、スケッチブックにも、日記にも、アイデア帳にも、何にでもなります!
バレットジャーナルを始める際に、用意するもの
あなたが今持っているどんなペンでもノートでも始められます。まずは、手持ちのペンとノートで始めてみましょう!時間の経過とともに自分のバレットジャーナルをどのようなものにしたいか、どんな道具が必要かがより具体的にわかってくると思います。ですので、まずは手持ちのペンとノートで始めてみましょう!
とはいえ、まずは道具から揃えることに魅力を感じる方もたくさんいるかと思います(私もそうです^^)!この記事の最後に、私のオススメの道具を紹介しているので、是非チェックしてみてくださいね。
ノートとペンの準備はできましたか?
それでは、バレットジャーナルを始めてみましょう!
インデックス
インデックス(目次)は、バレットジャーナルの大きな特徴の1つです。
インデックスを使えるようにするためには、各ページにページ番号が必要となります。
ページ番号を付けて、あなたがノートに書いた内容をインデックスに追加できるようにします。
インデックスがあることで、バレットジャーナルの中身を整理・管理することができるのです。
これは、私のバレットジャーナルのインデックスです。
フューチャーログ
フューチャーログは、数ヶ月先までの未来に起こる出来事を書き留めるページです。自分にふさわしい好きなレイアウトで作ることができます。
フューチャーログは、将来の予定を書くだけではありません。特定の日付は決まっていないけれど、そのうちやりたいなと思っている願望を書き留めるのもいいでしょう(例、「英語の勉強を開始する」「自動車を購入する」など)。
マンスリーログ
マンスリーログは見開き2ページで作ります。左側がカレンダーページで、右側がタスク(やること)ページです。
カレンダーページ
ここに、その月の予定を書き込んだり、発生した出来事についてメモしたりします。
タスクページ
今月中にやるべきタスクと、先月やり残したタスクを箇条書きするページです。
デイリーログ
このデイリーログこそが、バレットジャーナルの要です。毎日、やることやメモすることが発生する度に、それをサッと記入していくページです。
下の写真のように、1日分の日付と、その日の予定を箇条書きします。箇条書きには記号を利用します。(記号については、後で詳しく説明します)
夜寝る前に、今日の予定の完了したものには×をつけるなどしてから、下に区切り線を引きます。そして、その下に翌日の予定を書きます。前日に完了していない予定は、翌日の欄に移動させます。
デイリーログはこれを毎日繰り返していきます。
もし数日分を書き忘れちゃっても大丈夫。いつでも好きな時に再開できるのが、バレットジャーナルの素晴らしいところなのです!
ラピッドロギング
ラピッドロギングとは短文形式で表記することで、箇条書きと記号で構成されます。デイリーログやマンスリーログに記入する予定は全てこのラピッドロギングで書いていきます。
箇条書きの一項目を表す記号(・)のことを、英語でbullet(バレット)と言います。これが、バレットジャーナルという名称の由来です。bulletは正確には「ブレット」と発音しますが、日本では昔からbulletを「バレット」と表記することが多いそうです。ですので、本サイトでは「バレット」表記を採用しています。ちなみに、海外ではバレットジャーナルを略す時「bujo(ブジョ)」と言います。
バレット
バレットは、主に3つのカテゴリに分けることができます。(ここでは、基本のバレットについて説明します。必要に応じて、自分の使いやすいものに変えてもOKです。)
タスクバレット
タスクバレットは、ドット(・)で表し、状況に応じて「完了した/移動した/将来の予定に入れた/キャンセルした」という記号に変えていきます。
・ ...やること/タスク:どんなタスクでも、まずは「・」で書き留めます。
X ...完了:タスクが完了したら、「X」記号を付けます。
> ...移動:タスクが完了しなかったら、「>」記号を付けて、次のデイリーログやマンスリーログへ移動させます。
< ...将来の予定に入れる:未来の特定の日にやるべきタスクは、「<」記号を付けてフューチャーログに記入します。
〜例〜
・洗濯する
・排水口を掃除する
・数学の宿題をする
X食材を買う
X靴を磨く
Xおこづかいの値上げを頼む
>郵便物の受け取り
>靴を買う
>叔母さんに電話する
<動物病院へ行く(9月16日)
<記念日のプレゼント用の予算の積立を開始する(6月4日)
<フリマ(3月)
イベントバレット
イベントのような日付が固定されているものは、白丸(○)記号を付けて、フューチャーログ/マンスリーログ/デイリーログに記入します。そのイベントについての詳細を書きたい場合は、別に専用ページを作成します。
〜例〜
○マラソン大会
○午後2時から会議
○午前10時からテスト
メモバレット
ダッシュ(-)で表し、覚えておきたいアイデアや観察メモ、考え、結果などを書き留めます。
〜例〜
- Night terrors of 1927の『Perfect day』
- お風呂にタイマー
- ドラマのロケに遭遇した!
記号
記号は、バレットに追加の意味を与えます。これによって、箇条書きの各項目が何を意味しているかが、一目でわかるようになります。全てのバレットに記号を書く必要はありません。詳細を知りたい項目だけに記号を付けて、目立つようにしてください。記号は、箇条書き項目の左横に付けます。
いくつかの例をお見せしましょう:
※ … 優先すること
👁(目のマーク) …調べること
! …ひらめいたアイデア、インスピレーション
¥ …買い物メモ
〜バレットと記号を組み合わせた例〜
¥・インクを買う
※○ 午前9時に電話する
! - お風呂にタイマーを持ち込む
バレットと記号は、自分が便利だと思うものを使います。好きなものを作りましょう。例えば、「やること/タスク」のバレットとして、「・(ドット)」の代わりにチェックボックスを使うのもいいでしょう。
バレットジャーナルでは、全てページでこのラピッドロギングを利用していきます。「バレットを使って短い文を書き留め、もし詳しい情報を追加したければ記号を付ける」という流れです。
ただし、全てのバレットに記号をつける必要はありません。より多くの情報を一目で把握したい場合にのみ、記号を使います。
マイグレーション(移動)
計画を遂行するためには、その計画を定期的にレビュー(見直し・再検討)する必要があります。バレットジャーナルには「マイグレーション(移動)」と呼ばれる効果的なレビュー法があり、これがバレットジャーナル・システムの基盤となっています。
マイグレーション(移動)は、未完了のタスクを他のマンスリーログやデイリーログへ移動させる作業のことです。フューチャーログにイベントやタスクを移動させることもできます。
マイグレーション(移動)は月末に行います。次の月のマンスリーログを作成する時です。コレクションを見渡して未完のタスクを探し、それぞれをレビューし、新しい月に持ち越したいタスクを移動させます。もし、もう必要ないと思ったタスクがあれば、それは取り消し線を引いて消してしまいます。次の月にやりたいと思うタスクやイベントがあれば、フューチャーログへ移動させます。
ちなみに、新しいマンスリーログを作る時には、まずフューチャーログを見て、その月に予定されているイベントやタスクを新しいマンスリーログに記入するようにします。
また、毎日使うデイリーログでもマイグレーションを行います。夜寝る前に今日のデイリーログをレビューし、完了しなかったタスクを翌日のデイリーログへ移動させます。翌日ではなく、もっと未来に行うことにするのであれば、フューチャーログへ移動させます。
★マイグレーション=移動?移行?
マイグレーションを和訳すると「移行」や「移動」という言葉になるのですが、「移動」の方が馴染みある言葉でわかりやすいと感じたため、自分では「移動」と言っていました。
国語辞書を調べると、
移行:[名](スル)ある状態から他の状態へ移っていくこと。「新体制に移行する」「移行措置」
移動:[名](スル)ある場所から他の場所へ移ること。「次の会場へ移動する」「移動図書館」
このように、「移行」は状態変化を表し、「移動」は場所の変化を表すようです。
バレットジャーナルにおけるマイグレーションは、タスクの状態変化を意味するのではないかと思いました。
そうだとすれば、「移行」が適していると言えます。
しかしマイグレーションには、「>」や「<」を付けて、タスクを書く場所を移動させる行為、という面もあります。
ですので、「移行」も「移動」もどちらを使っても大丈夫だと結論づけました。
私は「移行」よりも「移動」の方が直感的にわかりやすいと思ったので、本サイトでは「マイグレーション=移動」という表記を採用しています。
キー
バレットジャーナルを作るとき、はじめに自分が使いたい「バレット」と「記号」を決めておきます。そして、それらをまとめてノートの最初のページにまとめて書いておきます。
自分が使う「バレット」と「記号」をまとめて、キーと呼びます。(海外では、「Key」または「Legend」という言い方が使われています)
これは、私のキーです。
ウィークリーログ
デイリーログは、事前に1週間分まとめて作っておくこともできます。それをウィークリーログ(またはウィークリーページ)と私は呼んでいます。(英語では「weekly spread」や「weekly log」と言います)
1週間分の予定だけでなく、天気や献立など様々な情報を記録するレイアウトを、自由に作ることができます。
ポイントは、必ず、ラピッドロギング(バレットと記号の組み合わせ)を使って予定を管理すること。
これは私のウィークリーページです。
カバーページ
カバーページとは、新しい月を歓迎するためのもので、マンスリーログの前ページに作ります。その月その月の表紙となるページです。海外では「Cover Page」または「Title Page」と呼ばれています。月の始まりの目印になるので、作っておくと後から見返す時にとても便利です。
カバーページは、実はバレットジャーナル公式サイトでは提案されていなかったアイデアです。誰が最初にこのアイデアを思いついて世界にシェアしたのかはわかっていません。でもとても良いアイデアなので、Kimさんがバレットジャーナル公式ブログで紹介し、今では誰もがカバーページ作りを楽しんでいます。
これは、私のカバーページです。
コレクション
コレクションは、関連性のあるアイデアをまとめたものです。例えば、フードログ(食事の記録)、買い物リスト、会議のメモ…etc、その全てがコレクションとしてみなされます。
コレクションは、どんなレイアウト・形式でもOK。
マインドマップ、目標達成のための計画表、習慣トラッカー、ブレインストーミング、日記帳、イラスト帳、メモページ、設計図、デザインのモックアップ、スケッチ、お絵描き...何でもいいのです。全てがコレクションです。あなたが思いついたものなら何でもノートに書き込んでいけます。
例えば、お絵かきページを作ったら、そのページ番号をインデックスに追加します。5ページ、8〜9ページ、17ページがお絵かきページなのであれば、「お絵かき:5,8-9,17」と書きます。
コレクションは、いつでも好きな時に作ることができます。関連性のある情報を集めて書いてみましょう。
あなたがバレットジャーナルに追加したいことは何でしょうか?そのアイデアを固めるために、コレクションの例をいくつか見てみましょう。あなたが自分のバレットジャーナルに追加したいと思うもの全てが、コレクションになります。
コレクション(リスト):
何かのリストを作ってみましょう。これは、私が落ち込んだ時に観るための「元気の出る映画リスト」です。
![]()
これは、子供に読み聞かせた絵本のリストです。
コレクション(記録):
コレクションの一種に「記録(ログ)」があります。
これは私の「嬉しかったことログ」です。毎日嬉しかったことを2つ書き留めていきます。嬉しかったこと・幸せに思ったこと・楽しかったことだけ書きます。このページを見返すと、私は幸せな気持ちになります。
これは、献立の記録(フードログ)です。
コレクション(メモ):
コレクションは、メモや覚え書きとしても使えます。
これは私が、覚えておきたい!と思ったことをメモしたものです。
コレクション(トラッカー):
バレットジャーナルで人気のあるページといえば、トラッカーです。生活における様々なことを「毎日ちゃんとできているか」「どれだけ進められているか」チェックすることができます。
習慣トラッカー
習慣にしたいと思うことを書き出し、毎日それをやったら色を塗るなどしてチェックしていきます。
体調トラッカー
体調の良し悪しを折れ線グラフで記録するトラッカーです。
睡眠トラッカー
日々、睡眠をどれだけとれているか、リズムは崩れていないかをチェックすることができます。
読書トラッカー
本を読んだら、マス目に色を塗ります。
勉強トラッカー
SNS投稿トラッカー
左ページは、勉強トラッカー(何の勉強をしたかを毎日記録する)、右ページは、SNS投稿トラッカー(ブログやインスタグラムに投稿した日にマークをつける)です。
バレットジャーナルにオススメの文房具
バレットジャーナルはとても柔軟なシステムなので、自分の思い通りに、自由自在なノート作りが可能です。バレットジャーナリスト達(バレットジャーナルを使っている人のこと)はそれぞれ自分独自の工夫を盛り込みながら、様々な文房具を使ってのノート作りを思い切り楽しんでいます。
ここでは、私がいつも使っているオススメの道具を紹介します。
ノート
ロイヒトトゥルム1917
バレットジャーナリスト達の間で一番人気のあるノートが「ロイヒトトゥルム1917」のドット方眼・A5サイズです。
ロイヒトトゥルムには、バレットジャーナルに必須であるインデックスとページ番号が最初から書き込まれています。それが人気の理由の1つでもあります。
紙質も滑らかでペンの滲みや裏写りも少なく、表紙もハードカバーで丈夫。付属のゴムバンドで閉じておくことができ、2本の栞紐も付いています。
バレットジャーナルは、将来見返すととても楽しい想い出ぎっしりのノートとなります。ですので、長期間安全に保管できる質の高いノートを用意することをお勧めします。そういった理由からも、ロイヒトトゥルムはオススメのノートと言えます。バレットジャーナル・オフィシャルノートもロイヒトトゥルムから発売されています。
今回の記事に登場する写真のほとんどは、このロイヒトトゥルムに書いたものです。
ロイヒトトゥルム以外のノート
その他で好まれているのは、モレスキン。バレットジャーナル界では、よく「ロイヒトトゥルム vs モレスキン」の論争が行われています。(ページ番号やインデックスが最初からついているという点で、ロイヒトトゥルムに軍配が上がっているようです)
ちなみに、私の1冊目のバレットジャーナルは、MDノートでした。
ロイヒトトゥルムは日本ではなかなか店頭で見つけることができないので、ロフトやハンズで「A5で方眼のノートないかな〜」と探し、MDノートに出会いました。紙質もよく、使い心地が良かったです。流石の日本製!と思いました。ちなみに、ドット方眼ではなく、原稿用紙のような四角い方眼ノートです。表紙が紙なので耐久性を心配し、専用のビニールカバーをつけていました。
現在の私の4冊目のバレットジャーナルは、無印のドット方眼ノートで作りました。ところが、これ廃盤らしくって...残念。
ドット方眼タイプがオススメ
やはりドット方眼が一番使いやすいです。レイアウトを作りやすいのに、デザインを邪魔しません。最近はダイソーなどの100均でもドット方眼ノートが売られています。手に取ってみると、質の高さにびっくり!とりあえずバレットジャーナルやってみようかな〜と、気軽に始めてみたい方にオススメです。
A5サイズがオススメ
A5サイズがちょうど良い大きさです。色んなことを書くのに十分な大きさ、かつ、持ち運びしやすい大きさです。
ペン
細かい文字を書く用のペン
ノートに細かく様々な情報を書き留めていくことになるので、細かい文字を書けるペンを推奨します。私の一番のお勧めは、ユニボール・シグノRT1の0.28サイズ(黒)。0.28という極細なのに、かすれることもなくくっきりスラスラと書けます。本当にお気に入り!
線を引く用のペン
バレットジャーナルでは、色々なレイアウトを手書きすることになります。ですので、区切り線のような線を引くことが頻繁にあります。線を書く際に一番困るのが、線が滲んでしまうこと!せっかく綺麗に引いた線を、手や定規でこすってしまって汚くなった経験はありませんか?
そこで私がお勧めするのが、サクラクレパスのピグマです。私は0.5と0.3を持っており、引きたい線の太さに応じて使い分けています。一定の太さの線が引ける上に、擦れて滲んでしまうこともありません。0.3を一番よく使います。
修正用テープ、ペン
修正用テープは無印のものが使いやすくてオススメです。他の修正テープも使いましたが、途中でテープがよれてしまったり、テープが出てこなかったり…イライラ。一方、無印の修正テープは、よれることも少なく気に入っています。
そして、もう1つ修正用として私がオススメしたいのが、ユニボールのシグノホワイトジェルペン。ロイヒトトゥルムもMDノートもページがクリーム色(生成色)。そこに真っ白な修正テープを使うと、悪目立ちしてしまうんです。ところが、ホワイトのジェルペンを使うと自然に消すことができます。完全に見えなくすることはできないのですが、例えば、はみ出てしまった線などを自然に隠すことができます。
ちなみに、黒地に白文字を書きたい時にも使えます。
かっこいい英字や数字を書く用の筆ペン
筆ペンです!世界中のたくさんのバレットジャーナリスト達が、日本の筆ペンを使っていることに私が驚きました。
英字にはカリグラフィーという文字を美しく見せる手法があります。そのカリグラフィーに日本製の筆ペンが使われているのです。
一番人気のある筆ペンが、トンボの筆之助(しなやか仕立て)。
私は海外のバレットジャーナリストさんが使っているのを見て、この筆ペンを知ったのですが、ロフトに普通に売っていました!早速購入し使ってみると、とっても書きやすい。筆圧を変えることで、太い線と細い線を滑らかに書くことができます。これでアルファベットや数字を書けば、一気にページがオシャレになること間違いなし!
今までご祝儀袋に名前を書く時にしか使っていなかった筆ペン…。こんなにオシャレな使い道があったんですね!
定規
定規に求めたい機能…それは真っ直ぐに線を引けるだけではなく、定規がずれないこと!線を引いている途中で、定規がずれて線が曲がってしまった経験はありませんか?
そんな方にオススメしたいのが、この定規!ネイビーの部分をぐっと抑えると、ずれない!(この定規は2色展開で、私はオレンジのものを持っています)
A5ノートの縦の長さは、21センチ弱あるので、定規は30センチのものを選ぶと便利です。
私は↑の30センチ定規の他に、20センチ定規も使っています。透明で柔らかい定規なので、ページが少し湾曲していてもぴったり沿わせることができ、短い線が引きやすいです。学生時代に買った「コヒノール(チェコのステーショナリーメーカー)」のものなのですが、もう売られていないみたい...。また良いものがあったら紹介しますね!
シャープペンと消しゴム
私のオススメのシャーペンは、クルトガ。私が持っているのは、ハイグレードタイプのホワイトで、書きやすいだけじゃなく、デザインも好きです。8年くらい前に買ってから、ずっと勉強用として使ってきました。
消しゴムは最近使い始めたPure Slimがお気に入り!最初は、軽い力で消せることに驚きました。消しカスがすごくまとまる。消してる最中から消しカスがどんどん繋がっていくぐらい、まとまります。ただ、細いので広範囲を消すのには向いていないようです。あまり力を入れすぎると、折れてしまいます。(下書きを一気に消すときは広範囲に消しゴムをかけるので、それ用のものを探し中...)
シャーペンは、マンスリーログやウィークリーページの予定を記入するときに使ったりします。レイアウトはペンで作りますが、予定は、書き間違っても消しやすいシャーペンで書くのが好きです。(消せるボールペン、フリクションを使うこともあります)
↓店頭で見つけることができず、アマゾンで購入したのですが、4色セットしかなかった〜。子供たちと分けっこして使ってます。
鉛筆
鉛筆は、レイアウトの下書きに使います。必ずしも下書きする必要はないのですが、ちょっと凝ったレイアウトやデザインを作るときには、下書きしておくと安心です。シャーペンでも別に良いのですが、芯が柔らかめで太い鉛筆の方が、絵を描く時は使いやすな〜と思っています。いつも2Bを使ってます。(子供のおさがりのサンリオのもの)
マーカー
海外のバレットジャーナリスト達に大人気のマーカーといえば、ゼブラのマイルドライナー!日本製!日本の文具メーカーの製品がとっても人気があることに、日本人の私は誇らしげな気持ちになります。
マイルドライナーは日本でも人気がありますよね。人気の秘訣はなんといっても柔らかで可愛らしいその色展開。15色ありますが、捨て色なし!
通常のマーカーの使い方(文字の上に重ねて塗る)だけでなく、イラストの色付けなどにも使えます。私は「習慣トラッカー」のチェックにも、このマーカーを利用しています。
amazonで全色買いしてしまったほど気に入っています。
水彩色鉛筆
先ほどノートの項目でオススメしたロイヒトトゥルムは紙質が丈夫なので水彩絵の具を使っても大丈夫です。水彩絵の具を使うと、一気にアーティスティックな雰囲気を持ったページ作りを楽しむことができます。
バレットジャーナルはとても芸術的なページ作りをしている方がたくさんいます。それこそが、通常の手帳との大きな違いではないでしょうか。単なる予定や日記を記入するものなのに、芸術的な魅力溢れる雰囲気を出すことができます。色々な画材を利用して、まるで絵画を描くようにページ作りを楽しむのです。
水彩色鉛筆は、とっても扱いが簡単!塗り絵をするように色鉛筆でささ〜っと色を塗ったら、上から水筆を滑らせます。それだけで、淡くてほんわかした水彩画になります!色を混ぜたり、グラデーションにしたり...とっても楽しいです。
私が使っているのはファーバーカステル。
水筆
水彩色鉛筆を使うときにあったら便利なもの!それは水筆です。軸に水を入れることができ、軸を押すだけで筆先が湿る仕組みになっています。なので、水彩画を描くときにわざわざ水を用意する必要なし!とっても便利です。筆先には3種類の太さがあるようですが、私は中サイズを愛用しています。
その他
マスキングテープ
これも私が驚いたことの一つなのですが、世界中で日本のマスキングテープが大人気!「washi tape(和紙テープ)」という名称で、バレットジャーナリスト達はマステを色とりどり揃え、ページ作りに利用しています。
ページの空きスペースに貼って彩りを添えるのはもちろん、ページの端っこを包むようにまっすぐ貼れば、ノートを閉じた時でもそのページが見つけやすくなりますし、ノートからちょっとはみ出すように貼って、よく見るページに素早くアクセスするための「タブ」代わりに使ったり…など、用途は様々です。
シール
自分の作りたいページのイメージが沸いたら、それに似合うシールを探すのも楽しいです。
今、私がハマっているのは、マステ素材のシール!貼って剥がすのが簡単ですし、ちょっと透け素材なのも綺麗。色んなデザインがあるので、是非お店で探して見てください!ロフトにもハンズにも売っていました。
スタンプ
アルファベッドや数字のオシャレな木製スタンプがセットになっているものを1つ持っておけば、とても便利です!数字など全て手書きするのが面倒...な時も、スタンプをポンっと押せば完了!スタンプのかすれ具合も相まって、ナチュラルな雰囲気を出すことができます。
ノートを開いておく用クリップ
写真をとる時などにノートを開いておく用に使ってクリップ。
↓これが私がいつもノートを開くのに使っているクリップと....多分同じもの(私が買ったときはこんな丸い入れ物に入ってなかった〜。でも、「Creoly」という名前が一緒なので、同じものかな?と思います。)